北陸で木の家を建てる場合、ハウスメーカーや住宅会社、土地の事なら不動産会社、色んな入口があると思いますが、まずは北陸の気候のことも改めて考えてみてはどうでしょうか。

「暮らし」は家の中で育まれるものですが、もちろん庭のある家では外での暮らしの楽しさもあります。ここでは家、室内の暮らしに絞って書きたいと思います。

家は屋根、壁、窓が外との境界となり暮らしは四季を通じて快適に、そして家族を守る命の箱として形成しているとも言えます。屋根、壁、窓を上手に設計、建築することによってその暮らしが望み通りのものになるかそうでないか、大きな違いが生まれます。

春や秋といった中間期は太平洋側と比べて晴れ間こそ少ないものの比較的過ごしやすく感じられますが、逆に夏と冬は天候に大きな差があり家にはいずれも柔軟な対応が求められると思います。そこを疎かにしてしまっては快適で健康な暮らしや、省エネ、永く住み続ける耐久性やしいては地震の対応ですらままならないといった結果を導きます。

まずは、夏の暮らしやすい家について考えてみましょう。

特に富山県は通年において湿度の高さは全国で一位というだけあって女性には肌に嬉しい県とも言えますが気温が37度、38度の猛暑であっても湿度も高く体感温度はそれ以上高く暑さを感じるようになります。さらに家の中では生活から出る湿気も相まってそれらをいかに調整(調湿)するかで夏の暮らしの快適度が大きく左右されると考えます。

そこで家の構成について簡単に説明します。家は大まかにインフィル(内装)とスケルトン(構造)に分かれます。インフィル(内装)に使われる建材については湿気対策に有効な調湿効果の高い建材を2、3、お話します。合せてここで注意したいのは建材についての誤った認識です。まずは一般的に使われている「無垢材」ですが天井に使われる羽目板や床材は仕上げに塗装が施されていますがウレタン塗装など調湿性をなくしてしまう仕上げのものは使わないようにしましょう。ウレタン塗装は表面に塗膜を作っています。その膜は無垢材自体の呼吸を止めてしまい材料の寿命を短くしてしまうばかりではなく室内の湿気を通さず調湿しないため逆に籠らせてしまい特に夏場は素足で暮らす床はペタペタと不快な感触が伝わり決して快適とは言えません。床として使う無垢材は浸透性のある塗膜を作らない塗装で仕上げたものをお勧めします。ですから無垢材だから安心、とは限らないということをまずは認識してください。

次に壁の材料でよく使われる左官壁にも「珪藻土」「漆喰壁がありますが多くの場合、その違いや用途を間違っている場合があるように思います。基本的に珪藻土は室内に使い、漆喰は外側の壁に使うのが一般的です。よく見るのはお城の壁は白壁。あれが漆喰壁と言われるものです。見ての通り漆喰は雨をしのぎ内側に水の侵入を防ぎます。水酸化カルシウム(消石灰)が原料で水でこねることで固まり更に防水性能も高い材料です。従って調湿性はあまり望めません。逆に珪藻土は藻類の一種である珪藻の殻の化石からなる堆積物です。顕微鏡で見ると細孔が無数にありそれが調湿を半永久的に作用するとされています。炭も同様の原理です。ですから、よく似た材料のように思われますが実は正反対の性能であり使い方を間違えないようにしたいものです。この事からもわかるように調湿性の高い内装仕上げ材を使うことによってエアコンを使っても少ない電力でも夏はカラッと木陰のような涼しさを得ることができます。しいて言えば一般的に多く普及しているビニールクロスでは文字通りビニールで密閉するのと同じ、湿気を籠らせてしまいさらにはカビの発生を助長してしまいます。湿度の高さが全国1位の富山県ではなおさらのことお勧めできません。 工務店向け集客ノウハウ

 

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